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通常の循環運転では水が動かない危険部位
死水配管・ドレーン配管
右写真の赤丸部分のように通常の循環運転では水が流れない配管が対象となります。当然ながら塩素等の消毒剤も入ってこないため、レジオネラ菌が繁殖しやすい危険ポイントです。定期的にバルブを開けて消毒剤を通水する必要があります。
バイパス配管
熱交換器など通常の循環ラインからバイパスを通すための配管です。こちらも定期的に消毒剤を通水しないとレジオネラ菌が繁殖する原因となります。
水位計・連通管
男湯と女湯を連通管でつなぎ、ろ過機を1台でまわす循環系でよく設置されていますが、水位計内の水は浴槽水を排水しないと抜けない構造が多く、ほとんど水は動きません。右写真のように透明の管が使われていることが多いため、天然温泉でなければ目視でも生物膜の発生は確認できます。
連通管は、男女浴槽の水位を同じに保つ目的で設置されていますが、通常では水がほとんど動かない構造が多く、生物膜が発生しやすい危険部位です。連通管に排水ドレーンがあれば定期的に排水して下さい。排水ドレーンが無い場合は、換水時に片側の浴槽から排水したりして水を動かします。
前述のように連通管は管理が難しいため、浴槽1つに対してろ過機1台で管理する方が好ましいです。また、水位計は浴槽水が流入しない圧力センサ方式を選ぶと良いでしょう。
水位計の洗浄消毒作業内容は、こちらから
担当の藤田です。温浴施設の衛生管理やレジオネラ菌対策のことならお気軽にご相談ください。