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レジオネラ菌が繁殖しやすい危険部位

通常の循環運転で汚れが溜まりやすい危険部位

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ろ過機

浴槽水の汚れを取り除く設備なので、当然汚れが蓄積していきます。毎日逆洗運転で汚れを排出しましょう。また、定期的に濾材の交換もおこないましょう!

これから買い替えまたは新設される施設は、右写真のような観察用窓が付いているものを選んで下さい。逆洗時に濾材の状況が確認できます


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ヘアキャッチャー

ろ過機の前に設置されていることが多く、主に毛髪を取り除く設備です。人間は1日に60本前後の髪の毛が抜け替わると言われており、洗髪で付着した毛髪が浴槽に持ち込まれます。ヘアキャッチャー内のカゴは毎日洗浄し、定期的に消毒して下さい。また、循環配管内を簡単にさわれる場所ですので、日常的にヌメリが発生していないか確認しましょう!

 


オーバーフロー回収槽(環水槽)

浴槽に浮かんだ人由来の垢や脂質、毛髪などが浴槽から溢れた湯水と一緒に回収されます。清掃を怠ると、右写真のように多量の汚れが蓄積します。これでは簡単に塩素も消費してしまい、菌が繁殖してしまいます。通常の循環系統とは別に単独で塩素注入することをお勧めいたします。
 


オーバーフロー回収溝

浴槽から溢れた湯水を効率よく回収槽へ運ぶための道筋です。ヌメリ(生物膜)が発生していないか触手や目視で確認できますので、日常的にチェックしましょう!

もし、施設スタッフで清掃をおこなう場合は、必ず浴槽を含む循環系統の消毒もおこなって下さい。生物膜と一緒に多量のレジオネラ菌が流入してしまう可能性があります。


オーバーフロー回収溝のスノコ

スノコの裏側もヌメリが発生していないか定期的にチェックしましょう。また、洗浄後は上記と同様に必ず消毒も一緒におこなうことをお勧めいたします。
 


オーバーフロー設備(回収槽・回収溝・スノコ)の洗浄消毒作業内容は、こちらから

通常の循環運転では水が動かない危険部位

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死水配管・ドレーン配管

右写真の赤丸部分のように通常の循環運転では水が流れない配管が対象となります。当然ながら塩素等の消毒剤も入ってこないため、レジオネラ菌が繁殖しやすい危険ポイントです。定期的にバルブを開けて消毒剤を通水する必要があります。


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バイパス配管

熱交換器など通常の循環ラインからバイパスを通すための配管です。こちらも定期的に消毒剤を通水しないとレジオネラ菌が繁殖する原因となります。

 


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水位計・連通管

男湯と女湯を連通管でつなぎ、ろ過機を1台でまわす循環系でよく設置されていますが、水位計内の水は浴槽水を排水しないと抜けない構造が多く、ほとんど水は動きません。右写真のように透明の管が使われていることが多いため、天然温泉でなければ目視でも生物膜の発生は確認できます。

連通管は、男女浴槽の水位を同じに保つ目的で設置されていますが、通常では水がほとんど動かない構造が多く、生物膜が発生しやすい危険部位です。連通管に排水ドレーンがあれば定期的に排水して下さい。排水ドレーンが無い場合は、換水時に片側の浴槽から排水したりして水を動かします。

前述のように連通管は管理が難しいため、浴槽1つに対してろ過機1台で管理する方が好ましいです。また、水位計は浴槽水が流入しない圧力センサ方式を選ぶと良いでしょう。


水位計の洗浄消毒作業内容は、こちらから

その他、レジオネラ菌が発生しやすい危険個所

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気泡発生装置(ジャットバス・バイブラバス等)

マッサージ効果があるといわれていることから、気泡発生装置を設置している温浴施設は多数ありますが、エアロゾル(飛沫)が発生するため、レジオネラ菌を体内に取り込みやすくなります。よって、レジオネラ症感染事故が起こりやすいので他の浴槽系統より衛生管理を強化しましょう!


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貯湯槽

シャワーや浴槽へ給水するために溜めておく大元の設備になりす。貯湯槽内の水温を60℃以上に設定しておけばレジオネラ菌は死滅します。皆さんも自宅のお風呂で経験があると思いますが、浴槽の上部は熱く、底部は冷たい(ぬるい)ので水温が一定になっていないこともあります。定期的に底部から排水するか、塩素などで消毒しましょう!


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露天風呂

露天風呂は、土壌にいるレジオネラ菌が土埃と一緒に飛んできますので、室内浴槽より汚染するものだと思って下さい。また、紫外線によって塩素が分解されやすく、塩素濃度管理も非常に重要となります。

岩風呂等の場合は凹凸があるため清掃がしづらく、生物膜が付きやすいです。また、青藻やコケにレジオネラ菌が生息していることもあるので、定期的に洗浄消毒をおこないましょう!


藻類の漂白・除菌作業内容は、こちらから

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