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たまたま浴槽水からレジオネラ菌が数個(基準値:10cfu未満/100ml)検出されてしまったのであれば高濃度塩素処理でも消毒できますが、基準値を超える数値が検出された場合は注意が必要です。
当ホームページ内でも記載していますが、レジオネラ菌は生物膜(バイオフィルム)内で繁殖します。生物膜の中までは塩素が入ってこないため、レジオネラ菌は生き続けられるのです。
レジオネラ菌が基準値以上に検出されたとなると、浴槽循環経路内のどこかにレジオネラ菌の巣ができてしまっている可能性が高いです。
この場合、高濃度塩素処理だけで一時的に処理しても常に心配が付きまといます。レジオネラ菌の巣となる生物膜を除去しない限り、またレジオネラ菌が検出されてしまうので安心できません。
以下にレジオネラ菌が検出されてしまった際の対処事例をご紹介致します。
この方法は、過酸化水素等による洗浄でいったん生物膜を除去し、生物膜をできるだけ再付着させないように塩素よりも強力な二酸化塩素で継続的に処理するものです。
過酸化水素による洗浄作業は非常に高額なので、この洗浄サイクルをできるだけ長くするために二酸化塩素を使うことが得策だと思います。
二酸化塩素により生物膜の再付着を抑制!
月に2〜4回の頻度で二酸化塩素処理をおこない、レジオネラ菌の巣となる生物膜の生成を抑制します。
公衆浴場法施行条例等で各都道府県が定めている「循環配管・ろ過機の消毒」頻度での実施をお勧めしております。 各都道府県の条例一覧はこちらから
担当の藤田です。温浴施設の衛生管理やレジオネラ菌対策のことならお気軽にご相談ください。