〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-3-6 山手ビル5F 

03-3971-1175
受付時間
9:00~17:00
(土日祝祭日を除く)

入浴施設にレジオネラ菌、3人発症し1人死亡

  埼玉県は14日、北本市二ツ家の日帰り入浴施設「湯楽ゆらの里 北本店」を利用した男性3人がレジオネラ症を発症し、このうち1人が死亡したと発表した。

 同施設の浴槽から基準値(100ミリ・リットル中10個未満)を超すレジオネラ菌が検出され、県は同日、営業停止処分にした。同施設は3日から営業を自粛している。
 県疾病対策課によると、死亡したのは、桶川市の男性(66)。5月18〜21日に複数回利用した後、29日に発熱と呼吸困難で入院。今月3日にレジオネラ症による肺炎で死亡した。
 ほかの2人は、県北東部に住む83歳と60歳で、死亡した男性と同じ時期に入浴後、肺炎などで入院した。60歳の男性は既に退院したが、83歳の男性は重症で入院中という。
 県鴻巣保健所が5月末に同施設の全14浴槽を採水したところ、男女の露天風呂から基準値を超えるレジオネラ菌を検出。死亡した男性から検出された菌の遺伝子パターンと一致していることが14日に判明し、同施設が感染源と特定した。
 県条例は、浴槽の循環濾過ろか器を1週間に1回以上洗浄することなどを定めており、同施設の責任者は「規定通り洗浄をしていたが、消毒用塩素の濃度が不十分だった可能性がある」と話している。県は、同施設の利用後に発熱などの症状があれば、医療機関を受診するよう呼び掛けている。
 この日、同施設の入り口には「当面の間、設備不良のため休館」との看板が置かれていた。2002年のオープン当初から週に1、2回訪れているという、桶川市の主婦(52)は「遠方から来る人もいる人気店。従業員が頻繁に浴室内のゴミ拾いをしていて、とても清潔で気に入っていた。信じられない」と驚いていた。
 同施設を運営するサンフジ企画(東京都渋谷区)によると、関東に同様の入浴施設19店舗を展開。このうち県内には5店舗がある。


2014年06月15日(読売新聞) 

<コメント>
現在は、レジオネラ症感染した患者と潜伏期間内に訪れた施設の浴槽水から採取したレジオネラ属菌の遺伝子パターンが一致すれば直ぐに感染元を特定することができるようになっています。

塩素管理している施設であれば、濃度測定結果を3年間保管する義務が施設側にあるため、これらの記録を怠ると条例違反となってしまいます。このような場合に備え、帳票類はきちんと管理しておきましょう! 

男女4人 レジオネラ症

  県は11日、日高市下大谷沢の日帰り入浴施設「サイボク天然温泉『まきばの湯』」を利用した男女4人がレジオネラ症を発症したと発表した。いずれも肺炎などで入院中で、1人は重症。3浴槽から基準値(100ミリ・リットル中10個未満)を超すレジオネラ菌が検出されており、施設は6日以降、営業を自粛している。
 
 県生活衛生課と、同施設を運営するサイボクハムによると、4人は川越、坂戸市、東京都内、大阪市に住む50〜80歳代で、11月19〜28日にそれぞれ利用。同30日に狭山保健所が1人目の発症を確認し、12月1日に18の浴槽で採水などの調査を開始した。
 
 浴槽と患者から検出された菌が同一か、県で調査している。同社によると、全浴槽は毎日、閉館後に湯を廃棄して、翌朝、洗浄後に湯を入れている。
 
 所沢市役所で記者会見した同社の藤田聖・取締役総務部長は「当館が感染源と特定されたわけではないが、利用客の発症を重く受け止めている。1日も早い回復を祈りたい」などと語った。
 
 レジオネラ菌は土壌や川などに広く生息し、高齢者などが感染すると肺炎を引き起こすことがある。人から人へは感染しない。
 
(2012年12月12日  読売新聞)

温泉からレジオネラ菌

串間の施設基準値2〜16倍、運営休止
 
 串間市は6日、同市本城の温泉宿泊施設「串間温泉いこいの里」の温泉水から、国の基準値(100ミリ・リットル当たり10個未満)の2〜16倍のレジオネラ菌を検出したと発表した。運営する指定管理者は昨年9月の検査で把握しながら、保健所への報告を怠っていた。健康被害の報告はないが、市は当面の間、運営を休止する。
 
 温泉施設は串間市の所有で指定管理者のビルメンテナンス業・MKホールディング(宮崎市)が運営。昨年9月の検査で源泉をためるタンク2か所から100ミリ・リットル当たり20個と160個の菌を検出したという。
 
 県の条例で基準値を超えるレジオネラ菌を検出した際は保健所への速やかな届け出が義務付けられているが、同社は報告しなかった。タンクは消毒後、同10月の検査で基準値を下回る結果が出たが、同12月にはヒノキ風呂1か所から40個を検出したという。
 
 今月3日に同社が日南保健所に提出した年度末報告で菌の検出が発覚。同保健所は4日、温泉施設を立ち入り調査して、同社に再検査を指導した。串間市は福祉保健課に相談窓口(0987・72・0333)を開設して午前8時半〜午後7時に受け付ける。
 
 串間温泉いこいの里は1996年にオープンし、昨年の利用者は19万人だったという。
 
(2012年4月7日  読売新聞)

米子の日帰り温泉でレジオネラ症発症 25日まで営業停止 鳥取

産経新聞 1月22日(日)

  鳥取県西部総合事務所は21日、米子市新開の温泉施設「皆生・日帰り温泉オーシャン」の利用者がレジオネラ症を発症したとして、公衆浴場法に基づき25日まで営業停止にした。同施設は19日から営業を自粛している。
 
 同事務所によると、今月8日、管内の医療機関から同事務所福祉保健局に、70歳代の男性がレジオネラ症を発症したという届け出があった。同事務所生活環境局が調査し、男性と施設の浴槽から遺伝子型が一致したレジオネラ属菌の検体が確認された。
 
 男性は入院しているが、快方に向かっているという。

温泉施設で有毒ガス発生…誤った薬品を混入か

  28日午前11時50分頃、大分市花園の温泉施設「らんぷの湯 花園店」から「異臭がする。誤って薬品を混入したようだ」と119番があった。

 市消防局が屋外のタンク付近で有毒な塩素ガスの発生を確認した。利用客らが一時、避難したが、ガスは微量で、気分が悪くなった人はいなかった。
 
 同消防局などによると、シャワーに使う井戸水を消毒するため、二つのタンクに次亜塩素酸ソーダとポリ塩化アルミニウムを保管しているが、従業員が27日、ポリ塩化アルミニウムのタンクに誤って次亜塩素酸ソーダを入れたため、化学反応を起こしたとみられる。業者が中和作業を行った。
 
(2011年12月29日  読売新聞)

<コメント>
PACと次亜ソの誤混入は、どの施設でも起こりうる事故です。特にアルバイトやパートに薬剤補給をおこなわせている施設は要注意です!

各タンクの薬剤投入口(フタとタンク本体)に大きく目立つように「ポリ塩化アルミニウム」および「次亜塩素酸ナトリウム」とラベルを貼っておくと良いですよ。

温泉60歳代男性が死亡

みなかみの旅館レジオネラ症で肺炎
 
 県衛生食品課は25日、みなかみ町綱子の温泉旅館「別亭 やえ野」に宿泊した大阪府交野市の60歳代男性が、レジオネラ症による肺炎を起こし、その後死亡したと発表した。県利根沼田保健福祉事務所が調べたところ、同旅館の循環式浴槽の湯から、県旅館業条例で定める基準の1800倍のレジオネラ菌が検出された。県は25日から同旅館を4日間の営業停止処分にした。同旅館は7日から営業を自粛している。
 
 同課によると、男性は10月18日、同旅館に1泊。同26日頃から熱やせきが出始め、同28日に大阪府内の病院でレジオネラ症による肺炎と診断され、入院した。男性は11月6日に死亡した。
 
 浴槽から検出された菌と、男性が感染した菌の遺伝子パターンが一致し、同旅館を感染源と特定した。ただ、死因については、同課は「レジオネラ症によるものかどうかは確認できない」と話している。
 
 同条例では、濾過(ろか)器を1週間に1回以上洗浄することや、消毒装置の適切な管理などを定めている。しかし、同旅館は洗浄などの回数が著しく少なく、同条例の基準を満たしていなかった。同課は「衛生管理が不適切だった」と指摘している。
 
 同旅館は、敷地内に四つの離れ家を構え、それぞれに露天風呂を備えている。町内では比較的高級な温泉旅館だという。同旅館の従業員は「代表者がいないので答えられない」と話している。
 
 今回の事件を受け、県では県内の旅館や公衆浴場などに対し、文書で入浴設備の洗浄と消毒の徹底を呼びかけるとしている。
 
(2011年11月26日  読売新聞)

スーパー銭湯損賠訴訟:レジオネラ菌で障害 3493万円支払い命令−−地裁/群馬

◇レジオネラ菌で呼吸器障害−−地裁判決
 
 前橋市天川大島町のスーパー銭湯「華の湯前橋店」(09年5月閉鎖)の浴槽水を吸い込んでレジオネラ菌に感染し、呼吸器機能障害が残ったとして前橋市の男性(68)が、銭湯運営会社「中道不動産」(大阪市都島区)に約5518万円の損害賠償を求めた訴訟で、前橋地裁(内藤正之裁判長)は16日、同社に約3493万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
 
 判決によると、男性は08年2月、同銭湯を利用して重症のレジオネラ肺炎を発症。その後、肺気腫などと診断されて呼吸器機能障害が残り、身体障害者1級の認定を受けた。同銭湯の循環式浴槽では県条例に違反し、ろ過器に湯が入る前に塩素消毒や毛髪除去をしておらず、安全確保義務に違反していたと認定した。
 
 同社は「判決文が手元に届いておらずコメントできない。控訴するかは弁護士と話し合って決める」としている。

毎日新聞 2011年11月18日 地方版

<コメント>

前述のように、公衆浴場(旅館業)法施行条例に準拠した衛生管理方法を取り入れていないと、レジオネラ症感染事故が発生した際に損害賠償の対象となり得ます。
自店管轄の条例内容がどのようになっているのか、これを機に見直してみて下さい。

各都道府県の公衆浴場法施行条例はこちらから

レジオネラ症8人発症スポーツ施設浴槽で菌検出

  横浜市保健所は20日、同市戸塚区のスポーツクラブ「フィットネス&スパ レアレア」を利用した50〜70歳代の男女8人がレジオネラ症を発症し、施設の浴槽の水から、県が条例で定める基準値の10倍のレジオネラ菌が検出されたと発表した。8人のうち、6人が肺炎や発熱などの症状で入院しているという。同施設は16日から営業を自粛している。
 
 市によると、8人は8月下旬から今月上旬までに、同施設を利用していた。今月12日、市内の病院から、市に「レジオネラ症患者が出た」との連絡があり、市が13日、同施設に立ち入り調査した。市が詳しい感染原因や経路を調べている。同施設は、利用者約3600人に対し、電話などで体調を確認しているという。
 
(2011年9月21日  読売新聞)

足湯施設の25%からレジオネラ菌 法規制の対象外

  温泉地で人気の足湯を、古畑勝則・麻布大准教授(環境微生物学)が全国125カ所で調べたところ、その4分の1から肺炎などを引き起こすレジオネラ菌が検出された。足湯は公衆浴場法など法規制の対象外。古畑さんは「足を入れるだけで病気になるとは考えにくいが、汚れは望ましくない。足湯の設置者が責任を持って衛生管理すべきだ」と訴えている。

 全国28都道府県の温泉地にある足湯のうち125カ所を2009年から今年までサンプル調査。25%にあたる31カ所からレジオネラ菌を検出した。足湯には衛生管理の基準がないが、銭湯やホテル、旅館の浴場など風呂の水に関する厚生労働省の指針では、レジオネラ菌は検出されてはいけないことになっている。

 125カ所中61カ所では大腸菌群も調べ、11カ所(18%)で1ミリリットルあたり2個以上を検出。最も高い所は120個だった。風呂に関する厚労省指針では、大腸菌群は1ミリリットル中1個以下としている。
(2011年7月30日 朝日新聞)

豊田の温泉施設:菌検出2週間報告せず 営業中止へ

 愛知県豊田市は23日、同市本新町の「温浴施設じゅわじゅわ」の浴槽からレジオネラ菌が検出されたとして同日から当分の間、温泉などの営業を中止すると発表した。

 施設は市が出資する指定管理者「豊田ほっとかん」が運営。菌検出が判明してから約2週間営業していた。市は「法令には違反していないものの認識が甘い」と判断したという。

 施設は自主検査で6月14日に浴槽の水を採取。今月9日に検査機関から口頭で、100ミリリットル当たり140個のレジオネラ菌が検出されたと報告があった。22日に文書で正式に報告があったことを受けて市に連絡し、市保健所が立ち入り調査した。

 市に連絡せずに営業を続けたことについて正木健之館長は「検査のやり方によって数字が違うとも聞いており、正式な文書を待って報告しようと思っていた。甘いと言われればそうかもしれない」と話した。

 今のところ健康被害の報告はない。施設には有料老人ホームが併設されており、利用者は平日が約250人、土日が約300人という。

毎日新聞 2011年7月24日

レジオネラ菌:さつま町の温泉施設浴槽から 利用の男性、一時重症化 /鹿児島

◇県、処分や公表せず
 さつま町神子の温泉施設「健康ふれあいセンターあび〜る館」の浴槽から基準の最大128倍のレジオネラ菌が検出されていたことが14日までに分かった。センターを利用した同町の60代男性が、レジオネラ性肺炎で一時重症化したため県が検査して発覚。しかし県は「因果関係が明確ではない」として、行政処分や公表を控えていた。

 県保健衛生課などによると、男性は6月20日ごろにセンターで入浴し、同26日発症。入院先の鹿児島市内の病院の検査でレジオネラ菌が陽性だったため同30日、同市を通じて県に報告した。県川薩保健所は7月1日、センターを立ち入り検査し、16ある浴槽のうち四つから最大で基準の128倍のレジオネラ菌を検出した。センターの清掃に不備はなかったが、滅菌のための残留塩素が基準以下だった。センターは同日から営業を自粛している。

 一方、抗生物質の服用で男性と、センターで検出された菌の遺伝子解析ができず「因果関係を特定できない」として、県は営業停止を含む行政処分をせず、公表もなかった。県の規則では、感染の原因施設と断定されなければ行政処分は求められない。県の担当者は「施設利用者で他に感染者が出ておらず、センターもすでに営業自粛していた」と説明した。

 また、さつま町によると、センターは消毒用塩素の装置の交換などを行い、再検査で改善が確認されれば16日にも営業を再開するという。同センターは99年5月開業、06年6月から町指定管理者の業者が運営している。

毎日新聞 2011年7月15日

温泉で基準128倍レジオネラ菌、男性一時重体

 鹿児島県さつま町が所有する温泉施設「健康ふれあいセンターあび〜る館」を利用した同町の60歳代の男性がレジオネラ性肺炎で一時重体となり、県の検査で浴槽から基準値の128倍のレジオネラ菌が検出されたことが分かった。

 県は「因果関係が特定できない」として行政処分を見送り、公表していなかった。

 県によると、男性は6月20日頃に同館を利用。26日に発熱し、28日に入院。29日にレジオネラ性肺炎と診断された。現在は快方に向かっているという。

 病院から届け出を受け、県は今月1日、同館の立ち入り検査を実施。15の浴槽のうち四つから基準値を超えるレジオネラ菌が検出され、うち一つは基準値の128倍だった。

(2011年7月14日  読売新聞)

レジオネラ菌:浴槽から検出−−青島のホテル /宮崎

 宮崎市は29日、同市青島西1の「ホテルグランディアあおしま太陽閣」の大浴場の浴槽水8カ所中7カ所から基準値の4〜52倍のレジオネラ菌を検出したと発表した。ホテルは同日午前10時から大浴場の使用を中止した。

 24日の市の検査で検出した。市によると、ホテルは昨年12月21日に実施した定期自主検査で基準値の最大6倍の菌を検出。しかし、同30日の再検査では基準値を下回り、今月24日まで市に報告していなかった。市の規定によると、事業者は定期検査で異常が見つかればすぐに報告し、異常がなくても4月末までに報告することが義務づけられている。

毎日新聞 2011年6月30日

レジオネラ症で男性死亡

レジオネラ症で男性死亡県は、レジオネラ症による肺炎で那覇市に住む80代の男性が死亡したと発表しました。亡くなったのは、那覇市の特別養護老人ホームに入所していた80代の男性です。

県によりますと、レジオネラ症は、土中や河川に存在するレジオネラ菌によって引き起こされる感染症で、ビル屋上の冷却塔、循環式の入浴設備などから発生する小さな水滴を吸い込むことで発症します。

抵抗力の弱い高齢者や子どもなど抵抗力が弱い人などがかかりやすく、人から人への感染はありません。発症すると、肺炎や発熱などの症状があるということです。

県では、予防のため旅館や老人保健施設のほか、家庭などでの空調や入浴設備の清掃や消毒を呼びかけています。

琉球朝日放送(2011年6月30日)

お気軽に
お問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

03-3971-1175

<受付時間>
9:00~17:00
※土日祝祭日は除く

ごあいさつ

藤田.png

担当の藤田です。温浴施設の衛生管理やレジオネラ菌対策のことならお気軽にご相談ください。

株式会社リンクス

住所

〒170-0013
東京都豊島区東池袋1-3-6
山手ビル5F

営業時間

9:00~17:00

定休日

土日祝祭日